現実逃避闘争日記。
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新年一発目の稽古とその活動報告というのは、盛大にかつ華々しく新年の挨拶ならびに抱負なんかを部長職並びに演出さんやそれに類する方が発表する方が相応しいというのが一般的だと愚考するのです。なんで、そういうのは他の方に譲ります。というか一週間近く遅れて今更すぎる上、ナゼニお前が!引っ込め!お前じゃない座ってろという罵声が聞こえてくるんじゃないかとオビワン・ケノービしながら、僕ことたっちーが筆を進めざるを得ないのには日本海溝よりも深い訳があるからなのです。
僕は、「戦犯」なのです。
遡ること、1月9日。奇しくも成人の日。
稽古場は、いつもと違う雰囲気でした。
なんてったって、小体が致命的に男臭い!!
あっ、コレ理科大の自主練でよく見る顔ぶれですわ(^^;)
しかも、寒い。凍てつく床面に思わず足の裏からくしゃみが出そうでした。
小体は、2012年も僕らを冷たく歓迎してくれます。
一時間程をストレッチで費やしたのち、もっと身体あっためようか!みたいな目的で始まったゲーム。
簡単に説明しますと…
鬼にタッチされるか、動いては行けない状況で動くか、決められたエリアをオーバーすると、アウト。鬼が動き出すまでは誰も動いてはいけません。鬼に触れられる直前に鬼と自分以外の名前を指名すればアウトを逃れられるが、指名された人物の反応が遅ければ、それもアウト。アウトになった人か、指名された人が次の鬼。
アウトになった人には罵声とともに洗礼が浴びせられます。主に臀部に(内容は想像にお任せします)。
というもの。あー、ちゃんと読まなくていいです。読んでくれたあなた、
このゲームの注意点はひとつ。
寒い日にやらないこと。
全員リーチになるまで続くと、とにかく寒かった!! ((((゜Д゜;)))
男衆(しかいません)が2回ずつ臀部への洗礼を受けました。たまげたなぁ。
この時点までに僕の足の裏がその鼓動を止めていたのは言わずもがな。
ラストゲームの結果。スリーアウトのけーたが罰ゲーム、内容は一人エチュード。
…この日の悲劇はここからです。
「そんなにお粗末な内容だった?」
いいえ、問題は彼のエチュードの中身の方ではありません。むしろ、彼はあの雰囲気の中よくやったと言えるでしょう。
問題の所在は、与えられたテーマの方にあったのです…
お題は、『ジャージ部と成人式』。
この世に神はいない!!人道を無視しているとしか思えないあまりにキテレツな、このテーマを口にしたのが誰だったかは記憶が定かではありません。…いえ。責任の所在を突き止めることなど、今はさしたる問題ではないのです。問題では、ないのです。
『ジャージ部』、この悪魔じみたタームが、全ての原因です。
この言葉が、僕の人生を狂わせたのです…
ていうか元ネタあんのかよ。教えてくれたっていいじゃないか、いがちゃn…
すわ、罰ゲーム執行。
…だんだんと、小体にかつてない瘴気が漂い始めました。
その後は、少ないメンバーでエチュードをやり続け、カオスの妖怪とのエンカウント率を次第に高めていく面々。
宇宙人を呼び寄せる儀式、
息子の幽霊、
珍妙な殺人事件、
ザコキャラ同士の覇権争い、…
字面だけ見ても狂気の沙汰が繰り広げられていたことが、おわかりいただけますでしょうか。小体には魔物が棲んでおるのじゃ…ていうか僕らのイマジネーションの程度なんて、こんなもんスよ。
「エチュードがクソ溜めだった?その程度で悲劇とか演劇なめてんの?」
ノー!…涙無しには語れぬ出来事が起こったのは、この後です。
休憩を挟んで、時刻は15時を回ったころと記憶してます。
「なにがあった?」
恐ろしい出来事です。
『今から一時間、即興劇でお客さんを楽しませろ』だなんて!!
想像できますか!? 一時間ですよ!!5分だってママならないのに、
「――ちょっと待って下さい。その辺りのところ、詳しくお聞かせ願えますか?」
…その時小体にいたのは6人。3名が冬春での役者でした。
これに演出さんを交えた4人でエチュードをして、残った2人に評価してもらう、という内容でした。
「――それで?その後どうなったんですか。」
ご想像にお任せしますよ…あの2人には寒い中、悪いことをしたなと、反省してます。
最後までつき合ってもらって、感謝してます。
厳しい言葉を貰いましたが、それもそのはずですね。あんなことをしたんだから。
「――あの酷いエチュードをやってのけた、と。」
!!
待って下さい刑事さん。話を聞いて下さい。確かに僕は、最終的にそういったエチュードをしました。それは事実です。でもね、僕は脳も心もない泥人形じゃない。
ジャンケンで負けて、一番最初に幕を切ることになって、色んな想いが、悩みが交差して、それでようやくひねり出したアイデアだったんです!
それだけは、分かって欲しいんです!
刑事さん、信じて下さい。あの時あの瞬間、僕にはあのアイデアは、"いけるんじゃないか" って、確かにそう思えたんですよ。「これならいい、天丼(かぶせ)で笑いも取れるはず!」って、そんな風に確信してたんだ…ヘッ。今思い出しても、ちゃんちゃらおかしいですね…
でもね、刑事さん。俺だって、場の空気ぐらい読めます。
『ジャージ部』という単語を口走ってしまってから、僕は悟ったんです。
…やっちまったな、と。
「――それで、どう思いました。」
消えたい、って…それだけです。
「――…その後、どうなりました?」
何も覚えていません。
…いや。結末だけ言うと、ジャージ部員がついに、ジャージを脱ぎ女装することになって、その劇は、終わりました。
そして、どの一時間よりも長い一時間の後、反省会を開きました。
そこで…その反省会の中で、『戦犯』、いや、『ブログを書くに相応しい人物』を決めることになって…ああぁ、あああああ!!違う!!僕は、そんなつもりであばばばっばっばあばばばb!!
「――おい! 誰か!鎮静剤を!!!」
~・~・~・~・~・~・~・~
結局この後は数十分程台本に触れフィニッシュ。セリフ、覚えてますか。
帰り道の月が大変綺麗だったことを、よく覚えています。嗚呼、僕の傷ついた心を癒してくれるのは、あの月だけでした…
即興的な演技手法について、なんの知識もありません。
しかし、舞台に立つ上での重要な要素が沢山含まれていることは、痛い程分かりました。
発想力。対応力。構成力。表現力。時間の感覚。
それら何もかもが、自分に足りてないことも。
そして何より、同じ舞台に立つ仲間との絆。一足飛びの話ではありますが、これこそが舞台上で最重要な構成要素なのではないかと、そう思う訳です。実際、経験豊富な方とのエチュードは大変やりやすいですもん。無意識に信頼を置いている結果でしょう。
俺の背中は任せたぜ的な、そういう信頼関係を役者同士、否、公演参加者全員で築ければ、それだけで大きな力になることでしょう。全員が全員に、自分の財布を預けてみるのです。それだけで、全員の手持ち金額が増えた気分になるでしょう!
団結の硬さを感じさせるものは、なんだって力強く映るもの。1時間ならず、3時間だって見る者を飽きさせないでしょう、きっと(願望)。
役者としてはデビュタント、人間性のクズさでは誰にも譲らない僕ですが、
その僕がこう訴える迄もないほど、皆さん信頼関係の必要性は感じておられるはず。
あの場にいた6人中10人は、そう思ったのです。
なら、やることは決まってます!
全員『一時間即興』して、同じ目に会いやがれー!!!!!
成人の日に行われた、あの即興劇こそまさに「成人」するためのイニシエイションたる稽古だったんじゃないか、という結論めいたどーでもいいことを述べて、僕は筆を置くのでした、おしまい。
長いわ。
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無題
新年初稽古のブログ更新お疲れ
うん、暇でした
ありがとうございました
それにしても
新年初の公演は喜劇というより惨劇だわな
何がって、何が
いやいやいやいや、それは勿論よく理解していることでしょーよ
いつも通り空気など読むつもりはなかったが
ありゃ空気そのものがないわ、窒息するかと思ったわ
いや~、それにしても一番手に行かせてしまって本当にすまなかった
その上、最後に出てしまって。
成人式はトラウマなもんで
そんな中よく一番最初に出てきて、成人式ネタであんなポンポンと台詞が出てくるもんだな~
羨ましかったっすよ~
そう
こんな芸当、ボッチには到底無(ry
あと最後に......
本当にごめんなさい(平)
うん、長い
うん、暇でした
ありがとうございました
それにしても
新年初の公演は喜劇というより惨劇だわな
何がって、何が
いやいやいやいや、それは勿論よく理解していることでしょーよ
いつも通り空気など読むつもりはなかったが
ありゃ空気そのものがないわ、窒息するかと思ったわ
いや~、それにしても一番手に行かせてしまって本当にすまなかった
その上、最後に出てしまって。
成人式はトラウマなもんで
そんな中よく一番最初に出てきて、成人式ネタであんなポンポンと台詞が出てくるもんだな~
羨ましかったっすよ~
そう
こんな芸当、ボッチには到底無(ry
あと最後に......
本当にごめんなさい(平)
うん、長い